雷蔵ファンの広場

任侠もの「若親分」と「男の紋章」：　「雷蔵」か「英樹」か

「若親分」（大映）は６５年から６９年にかけて８作、「男の紋章」（日活）は６３年から６６年に１０（１１）作製作されている、どちらも人気シリーズ。

元海軍士官の南条武（雷蔵）と元医者の大島竜次（高橋英樹）がそれぞれ二代目で、エリート育ちがヤクザ稼業に身を置くという類似性が興味深い。

当然ながら、両作とも映画会社カラーの時代劇的面影（「若親分」）、日活アクション的色合い（「男の紋章」）が強く感じられるのは否めない。　

それでは、任侠ヒーローとしては「雷蔵」と「英樹」とではどちらが引き立っていたのだろうか。

ズバリ、「英樹」 better である。

「英樹」は体格りっぱ、１８０センチの背丈をしており、アクション・スターとしては申し分ないが、「雷蔵」の体形（骨組み）は アクション・スターとしては向いていない。

「雷蔵」は剣（刀）を取れば、日本一の剣客を演じることができたが、ドスや素手（腕力）での喧嘩や死闘は精彩を欠く。
大川橋蔵、唯一のヤクザ映画「バラケツ勝負」よりはマシですけれどね。

それでも「若親分」シリーズは「任侠映画ロマン篇」という感じで大いに楽しめた、良質の娯楽作であった。

三夏紳さん＝本日（11日）のトークショーを聞くつもりで阿佐ヶ谷ラピュタに行ってきましたが、、、満席で入場できませんでした。
しかし、私はトークショーの前座？を聞くことができました。受付の人が14時にはご本にが来ます。よろしかったらお待ちになって下さいと教えて下さったので。
あの丸テーブルの椅子に座って待ってみることに。。。すると、そのテーブルでは聞き手の人が筋書き？を広げて三夏さんを待っていました。
先日は待ち時間つぶしに閉口したので。。。14：50分～だったので13時頃に行ったのですが、12：30分頃に完売したそうです！！
そういうお客が次々と来ていて、遠方から来たのに！横浜から来たんだ！etc・・・皆さん不平そうな顔をしていました。
で、14時前に三夏さんがやってきて、私がその場にいても良いと言われたので、その丸テーブルで三松座の松生監督？も一緒にトークが始まりました。
面白い、楽しいお話し（裏話）を聞かせていただきました(^-^)　久し振りにお会いした三夏さんは綺麗な白髪になっていました。
三松座の松生監督はみわさんの集まりにご一緒したことがありますとおっしゃっていました。

＊12月15日(木)発売の「週間新潮」に、三夏さんの対談記事が掲載されるそうです。勿論、雷蔵さんの事も書いてあるので皆さん読んでください！との事でした。

1回目の送信がうまくいかなかったので再送します。
　みわさま。雷友の皆さま。ありがとうございました。
　久し振りに雷賛会に参加できて嬉しかったです😊　山猫軒も初めてでした。昔一度ラピュタ阿佐ヶ谷に寄ったことはあります。
　来年の大映4Ｋ映画祭楽しみです。
大阪も1月末に西区九条のシネヌーヴォで開催。
　みわさま。雷友の皆さま。来年もよろしくお願い致します。
　よいお年をお迎えください。
　　　　　　　　　　　　　　

11月も残り三日となりましたが、12月3・4日の雷讃会はまだ満員御礼とはなっていません！3日は4名、4日は1名の空きがあります。
1月に新年会もありますが、それは角川シネマ有楽町での上映に合わせての予定。詳細をもう決めなくてはいけないのですが
12月にあまり集まっていただけないので、少し、考えているところです。
いずれにしても、参加Mailお待ちしています！！！

御無沙汰してます
大映4Kのチラシの出来が大変に良いみたいですねぇ

さて、来る11月19日のラピュタ阿佐ヶ谷でのトークゲストは杉田康さんです
お見逃し無く(^_^;)

「沓掛時次郎」　「雷蔵」か「錦之助」か

大方の意見では「沓掛時次郎」（ 池広一夫監督　１９６１年）よりも「沓掛時次郎　遊侠一匹」（東映　1966年　加藤泰監督　中村錦之助）の方が圧倒的に高い評価を受けている。
確かに、加藤泰の演出や錦之助の演技は長けており、股旅物の白眉だが、個人的には「雷蔵版」が好きで好きで仕方がない。
（ただし、残念ながら作品の完成度としては東映版の方が格が上で、映画の「抒情性」という点で「雷蔵」版が唯一面目を保っている。）

池広監督の演出がそれなりに斬新であったこと
新珠三千代が雷蔵とベストマッチ、想像以上の輝きを見せ、とびきりの「おきぬ」を演じ切った（「細うで繁盛記」の女将だけではなかったんだ！）。

絵葉書にしてしまいたくなるようなカットの連続ですが、最も感動的なシーンとしては時次郎、おきぬ、子供の三人が追っ手を逃れて田舎道を旅するところ、ここに橋幸夫の主題歌（←　これも絶品）がかぶります。

ラストで時次郎と子供が別れる場面、ここにも橋幸夫の歌が流れます。
雷蔵の目がいいんです、このシーンを見て涙を流さない人はいない。
日本映画屈指の名場面です。

主題歌「沓掛時次郎」はレコードのオリジナルとは違って、ストーリーやシーンに合わせて映画特別版が作成されています。

（１番は同じ歌詞）
すねてなったか 性分なのか
旅から旅へと 渡り鳥
浅間三筋の 煙の下にゃ
生れ故郷も あるっていうのに
男 沓掛時次郎

（２番　一か所変更）
女知らずが 女の世話を
【その上 坊やの手をひけば】 →　その上　坊やをおんぶすりゃ（映画バージョン）
すまぬ　すまぬと いう眼が辛い
旅だ旅だよ　 許してくんな
これがおいらの せい一杯
　
（３番は全体がまったく違う歌詞となっています）
（原曲）
男意地づく 生命をかけて
キリリと結んだ　 三度笠
義理はすんだが　泣かずに来たが
またも今日から 行先ゃ知れぬ
旅の合羽を 風が吹く

（映画バージョン）
止めてくれるな　呼ぶなというに
呼ばれりゃ人情で　振り返る
坊や元気で　大きくなんな
泣きもしたって　笑いもしたが
男 沓掛時次郎

映画版も実によくできています 。


あの坊や、青木しげる君は今どうしているだろうか（映画出演はこれ一本だけ）

みわさん！ご無沙汰してます。なんとか生きてます。東京での雷讃会楽しみにしてます。みわさんのメールには送りましたが届いてますか？室積さんには伝えております。やっと断捨離に目処が立ち、先が見えてきたところです。雷蔵さん熱のアップダウンが激しい私ですが、個人的には、数年前に新人監督デビュー作品への賛助出演として5本目の『旅はお色気』が発掘され、ちょうどキリのいい160の出演本数になって嬉しかったです。それでもまだあるんじゃないかと、大映東京関係の監督のデビュー作を調べましたね。やっぱりアホですね。コロナ禍は先は見えませんが、これからも図太く人生を生き抜きます。久方振りにみわさんにお会いすることを楽しみにしてます。宜しくお願いします。来月22日で満62歳。まだまだ粘るぞー

三輪さん　
お久しぶりです。相変わらずご活躍のことうれしいです。雷蔵ワールドもリニューアルされて素晴らしいですね。
三輪さんの情熱にはとてもとてもかないませんが、１７歳で出会ってから、今もファンであることに変わりはありません！
最近は映画館へ行く機会がほぼありませんが、、来年は東京・大阪で「大映４K映画祭」１月開催があるようですね。https://eiga.com/news/20221103/2/
久しぶりに行きたくなりました。
ネット上で市川雷蔵を検索すると、、youtubeで見つけた【薄桜記】居島一平・坂本頼光【映画紹介】間違いもありましたが、雷賛してましたので許してあげましょう！
映画はもっぱらnetflix, amazon primeで見ています。らい様映画はamazon primeで見られますね。
これを機会にまたちょくちょくお邪魔したいと思います。どうぞよろしく！！

「大菩薩峠」机龍之介、千恵蔵か雷蔵か

作品のデキとしては雷蔵３部作も斬新でよかったが、内田吐夢・片岡千恵蔵版（東映1957年）の方がbetterだと思います。

ただし、原作の持つ机龍之介はニヒルな青白い浪士で、この点では（千恵蔵よりも）やはり雷蔵がパーフェクトでしょう。

千恵蔵と雷蔵を比べてみると、机龍之介を演じるには千恵蔵では歳が行き過ぎていたし、雷蔵ではほんの少し若すぎる（４０代の雷蔵の「大菩薩峠」が見たかった！！！）。

大映版は３部作とも時代劇セットやカメラワークが秀逸で、時代劇の鑑（かがみ）ではないか。
大映とは不思議な会社で、３部作なら同じ監督が撮ると思っていたら、完結編で三隅研次から森一生に変わっています。どちらにしろ、シリーズの違和感はなく、傑作にかわりはなかった。

ひどかったのは東宝の仲代達矢の龍之介、そのために１作で終わり、続編は作られませんでした。

山猫軒で、12月3日と4日に雷讃会をやります！！両日にやる事になったのは
コロナ禍で予約は8名までしか出来ないことと、夜はちょっと･･･というご意見を尊重しました。
来年1月から角川シネマ有楽町で「大映映画祭」開催予定なので、1月には新年会をやる事が出来ると思います。
雷讃を賑やかにくりひろげるのは、確かに楽しい･･･その上、劇場の大きなスクリーンで雷蔵さんの映画を
観ることが出来るのは、やはり何もにもかえがたいと思います。
そんなわけですから、12月1月と雷友の皆さまにお会いするのを楽しみにしています。
参加Mail待っています！！